東京と大阪に本社を置く大手塗料メーカー「日本ペイントホールディングス」は13日、カザフスタンの塗料メーカー「Alina Group LLP」社の株式75%を取得することを明らかにした。
「Alina」社はカザフスタンに本社を置き、ドライミックスモルタル材や塗料などの製造・販売を手がけるメーカー。中央アジア4カ国に製品を展開していて、カザフスタン国内では様々な製品がシェア1位を誇る。
日本ペイントHDは「カザフスタンを含む中央アジアはGDP成長や都市化の進展などを背景に、今後も高い経済成長が見込まれる」とし、連結子会社でありトルコの建設塗料メーカー「Betek Boya」社の製品をラインナップに追加することで、相乗効果が見込まれるとしている。
また日本ペイントHDは経営戦略として、塗料・コーティング分野にとどまらず、周辺分野へと事業領域を中長期的に広げていく計画を掲げていて、今回のM&Aはその一環となっている。
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