40人以上が死亡した、カザフスタンの先週の炭鉱火災事故および、ここ数年で起きた複数の炭鉱事故を受けて、カザフスタン政府は鉄鋼メーカー大手の「アルセロール・ミタル」と共同での投資計画などを差し止めることを決めた。現地メディア「アスタナタイムス」などが伝えた。
アルセロール・ミタルは、世界第2位の鉄鋼メーカー。カザフスタン国内に子会社を持ち、鉄鉱山や石炭鉱山、製鉄所などを手がけている。
今回の炭鉱事故のほかにも、過去数年間で複数のほかの炭鉱事故も起きていた。それを受けて、投資や事業計画の見直しについて政府と数ヶ月間、協議を続けてきたが、進行中の投資プロジェクトの差し止めが決まった。
また一部国外メディアは、カザフスタン国内でのミタルの事業が、政府に売却されることで予備合意に至ったとも伝えられている。
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