2025年7月14日
キルギス国内の主要空港インフラ整備において、日本の支援が実質的な進展段階に入りました。2025年7月14日付の現地メディア「24.kg」は、日本の支援を受けた航空管制設備の改修プロジェクトが本格的に始動することを報じました。
このプロジェクトは、2024年8月にJICA(国際協力機構)がキルギス政府と締結した無償資金協力契約に基づくもので、総額は約2,153百万円(約1500万ドル)。対象空港はビシュケク(マナス)国際空港、オシュ国際空港、およびイスィククル国際空港です。
現地での報道によれば、オシュ空港では新しい航空管制塔の建設が進行中で、高さは37メートルを予定。さらに3空港すべてでATC(航空管制)機器の近代化が実施され、航空の安全性向上と効率化が図られるとのことです。
JICAの発表によれば、2025年4月に工事が開始され、2027年1月に完了する予定です。プロジェクトは航空インフラの整備を通じて、同国の経済・人的交流の促進に寄与することが期待されています。
日本による中央アジアへの支援は、安全保障・交通網整備・人材育成など多岐にわたり、今後も広がりを見せる見込みです。