日本旅行は、キルギス共和国の経済商業省観光局および観光開発支援基金と、観光振興および人的交流拡大を目指す覚書（MOU）を締結しました。調印式は2025年9月25日、ツーリズムEXPOジャパン会場にて行われ、両者は日本市場でのキルギス観光の可能性を強く意識した協力体制を打ち出しました。
なぜ、今キルギスなのか
キルギスは雄大な自然、遊牧文化、山岳地帯など観光資源を多く抱えているが、日本国内での認知度はまだ低い。その壁を越えるため、日本旅行は、共同広告・PR、ファムトリップの実施、日本人向け観光商品の開発、サービス品質向上、交通アクセス改善支援、観光投資・人的交流促進、データ共有といった多面的な施策を覚書に盛り込んだそうです。
これまで日本旅行は、人材交流や大学とのパートナーシップ契約を通じてキルギスとの関係を築いていて、このMOUはそれを観光分野へと拡げる狙いがあります。
これからの展望
今回の締結は、キルギスを「旅先としての選択肢」に変える試みの始まりといえます。今後、日本旅行がどのような旅行商品を打ち出すか、どの程度の誘致キャンペーンを展開するか、どれだけ現地と深く連携できるかが注目です。
出典：PR TIMES
