世界遺産「青の広場」を始め、見どころがたくさんのウズベキスタン。
一度では回りきれず、二度目の渡航をと考える方も少なくないと思います。
そんな「二度目のウズベキスタン」の方々には、実は空港で思わぬトラブルが待ち受けています…
かくいう筆者も同じトラブルに巻き込まれましたので解説いたします
空港に到着!SIMカードを買うと…使えない⁉︎
ウズベキスタンの玄関口「タシケント空港」の様子。
降りたら入国審査はすんなり通れます。
そのあとにやってくるのが、ここ、預け荷物ピックアップのエリア。
2024年11月時点でも、荷物が出てくるのは成田や関空と違って時間がかかってしまうので、その間にSimカードを購入する方が多いと思います。
こちらは携帯電話会社のひとつ、Beeline。
他にも何社かブースがあるのですが、筆者はデザインが好きでこの回線を愛用しています。
今回も荷物待ちの間にSIMカードを買ったところ、店員さんから
「登録していないから使えないよ!」とのひとこと。
こちらが店員から見せられた画面。
「IMEIコード@@@@@@@@@」というのは、スマホ一台一台の個体識別番号のようなもので、どうやらウズベキスタン共和国では使用禁止、との恐ろしい表示が…
何それ⁉︎スマホの個体登録へ…
焦ってウズベキスタン人の友人に聞くと、
「ウズベキスタンとトルコでは、初めてスマホを使用したあと30日以内に「スマホの個体登録」が必要なんです」とのこと。
どうやら、前回の渡航時にはスマホの個体登録をしないまま日本に帰ったので、「未登録の使用禁止スマホ」に分類されてしまったそう。
空港の出口ゲート真横にあるのが、「スマホの個体登録カウンター」。
出口付近で待ち構える、荷物のセキュリティチェックの先にカウンターがあるので、屈強な職員たちに「スマホが使えへんねん」と説明して、カウンターまで特別に行かせてもらいます。
「UZIMEI」という団体が、スマホ個体登録を所管しているようです。筆者の前には中国人が、後ろには別の日本人の方が待つなど、若干混雑気味。
職員は英語が使えるお兄さん一人だけだったので、忙しそうでした。
さらに落とし穴…支払いはクレジットカードのみ!
さてスマホ個体登録には10万スムが必要とのこと。しっかり両替済みなので、現金で支払いを…と思ったらなんと、「自力でオンラインサイトから支払いしてください」「サイトからはクレジットカードのみ受付けです」とのこと。
筆者は問題なく支払いできましたが、BIZの杉江編集長は「日本のクレジットカードを使おうとすると、自身のスマホの日本の電話番号あてにSMSが届く二段階認証にしているため、支払いができない」というトラブルに…
筆者が杉江編集長の分を立て替える形でことなきを得ました。
ちなみに「日本の電話番号あてにSMSを届かせる」ためには、大抵は「海外ローミングをONにする必要があります」。ONにしたままだと莫大なお金が発生するので注意ください。
入国で思わぬ落とし穴にしっかりハマりながらも、何とか空港の外に出ることができました。
巨大な国旗が出迎えてくれて、ようやくホッと一息です。
みなさんもどうか、同じ落とし穴にハマっても焦らず対処できるよう、この記事で予習して、楽しい旅にしてください!
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