ニュース

ウズベキスタン

中央アジア産業協力センター8月建設へ カザフとウズ国境に

カザフスタン貿易・統合省は16日、同国とウズベキスタンの国境地帯に、中央アジア産業協力国際センターを建設する計画を立ち上げたことを明らかにした。アスタナタイムズが20日に報じた。センターは100ヘクタールの広さで、カザフスタンのテュルキスタン地区、ウズベキスタンのシルダリヤ地区に設立を計画。また両政府の代表は15日に会合を持ち、計画のロードマップについて協議し、カザフスタンの投資機関およびウズベキスタンの「Global Textile Uzbek」グループが、第一号となる投資プロジェクトとして、繊維関連の完成品を生産する拠点を立ち上げることで合意した。生産拠点の設立は2026年、公式オープンは2027年中になる見込みだとしている。
ウズベキスタン

ウズベキスタンに370億円の円借款、市場経済化や安定化に

JICAは2月19日、ウズベキスタン共和国との間で、限度額370億円の円借款貸付契約を調印したと発表した。円借款の金利は年1.8%。償還期間は、10年の据え置き期間を含め30年。一般アンタイド(ひもつきでない)が調達条件。契約についてJICAは、「財政支援を実施することにより、ウズベキスタンが推進している市場経済化に向けた経済改革の継続的な実施を後押しするとともに、経済情勢の変化による影響を受けやすい脆弱層向け支援など、社会の包摂性や安定性を強化するもの」としている。ウズベキスタンは農業など一次産業が盛んな一方、それを加工して付加価値を高めるような2次3次産業が発展段階にあるため、今回の円借款もそういった市場経済化や安定化に寄与することが期待されている。
ウズベキスタン

日本・ウズベキ共同制作のボクシング映画が3月クランクインへ 相棒や龍馬伝の俳優・山本修夢さんも出演

日本とウズベキスタンが共同制作する映画「草原の英雄~東京への無敵の道(仮題)」(原題:YENGILMAS TOKIOGA YO‘L)が3月、タシケントやロシアでクランクインする予定だ。ウズベキスタンの国民的英雄でボクサーの、バホディル・ジャロロフ選手の栄光への道のりを描く作品。相棒や龍馬伝などへの出演で知られる日本人俳優・山本修夢さんも出演する。
ウズベキスタン

デジタル・ナレッジ、ウズベキスタン発日本向けのEdTechサービスを提供

eラーニングを専門に手がける企業「デジタル・ナレッジ」は、2月6日からウズベキスタン発日本市場向けのEdTechサービス「Koplico Ventures」の提供を始めたと発表した。デジタル・ナレッジはウズベキスタンで、私立大学「ジャパンデジタル大学」を運営していて、今回のサービスはその学生たちによる起業プロジェクトの一環。
ウズベキスタン

「ウズベキスタンに民泊をつくる」 日本人女性がクラウドファンディング募集中 1月下旬〆切

シルクロードの面影を色濃く残す、ウズベキスタンの歴史都市「ヒヴァ」などで観光ガイドなどをされている日本人、菅原美佳子さんが、「異文化体験ができる民泊をつくる」プロジェクトのクラウドファンディングを募集しています。募集ページによると、菅原さんはヒヴァに近いガザハット村に在住。村にある一戸建てを増改築し、2024年の春〜夏ごろから民泊として貸し出す予定です。目標額は100万円。出資者には金額に応じて、ヒヴァの観光ガイド利用券や、空港との送迎利用券などが贈られます。
キルギス

キルギスの老朽化水路の整備に10億円超を贈与契約 JICAが2023年9月からプロジェクト

JICAは12月11日、キルギス共和国政府との間で、10億8700万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結したことを明らかにした。農業が主要産業の1つを占めるキルギスでは、灌漑用の水資源が重要。ただ、水路などの設備は旧ソ連時代に作られたものが多く、現在、老朽化の問題に直面している。今回の協力資金は、老朽化した灌漑用水路の維持管理用機材の更新などに使われる予定。期間は詳細設計や入札などの手続き段階を含めて、2023年9月からの2年間となっている。
キルギス

12月にキルギス視察 北海道の教師らが現地の学校など訪問へ

12月23日〜30日にかけ、北海道の学校の教師や教育関係者が、キルギスを視察で訪れる。JICA北海道が主催し、9月にスタートした「教師海外研修プロジェクト」の一環。キルギスをめぐっては、11月にジャパロフ大統領が来日。天皇皇后両陛下が昼食会へお招きになったばかり。
キルギス

キルギス大統領が入洛 京都の西脇知事と会談 「伝統とモダンの融合など 学ぶ点は多い」 

17日から日本を公式訪問しているキルギスのサディル・ジャパロフ大統領が19日京都入りし、西脇知事と会談した。日本メディアも報じているが、キルギスの「アキ・プレス」の伝えたところによると、西脇知事は「キルギスと京都の交流は30年間の歴史があり、今回の大統領訪問で関係はさらに密接になる」と述べた。一方のジャパロフ大統領は「伝統とモダンを融合させている日本の文化は、世界でよく知られている。我々が日本から学ぶことは多い」と話し、両国の関係を将来、ますます深めていきたいとの考えを明らかにした。また、京都とキルギスの相互交流、共同プロジェクトなどを推進していく方針を確認したという。
カザフスタン

カザフスタンが「中央銀行デジタル通貨」で15日に初決済 マスターカードが技術提供

カザフスタンで初となる、中央銀行が発行するデジタル通貨での決済が15日に行われた。決済技術をサポートしたマスターカードが15日、発表した。その利便性の高さや、ブロックチェーンなどの先端技術への拡大の可能性を見据えて、中国やカンボジアがすでに導入を済ませているほか、日本でも導入をめぐる議論が進められている。
カザフスタン

カザフスタンの塗料メーカー「Alina」社を買収 日本ペイントHDが発表 現地でシェア1位誇る

東京と大阪に本社を置く大手塗料メーカー「日本ペイントホールディングス」は13日、カザフスタンの塗料メーカー「Alina Group LLP」社の株式75%を取得することを明らかにした。「Alina」社はカザフスタンに本社を置き、ドライミックスモルタル材や塗料などの製造・販売を手がけるメーカー。中央アジア4カ国に製品を展開していて、カザフスタン国内では様々な製品がシェア1位を誇る。