【ウズベキスタン】日本人墓地へお参りする方法は

ウズベキスタン

第二次世界大戦の終戦直後に、たくさんの日本人がソ連に捕まり極寒のシベリアへと送られる「シベリア抑留」という事件が起きました。ウズベキスタンは当時独立した国ではなく、ソ連の一部だったので、同じように日本人がソ連によってウズベキスタンの地に連行され、過酷な強制労働の末にたくさんの方が亡くなりました。

その日本人たちが眠る墓地が、ウズベキスタンの首都・タシケントの一角にあります。BIZ編集部員も、ウズベキスタンに行くと必ずお参りするように心がけています。

この記事では、そのお参りの仕方をご紹介します。

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場所: Мечеть Яккасарай / Yakkasaroy Mosque / ヤッカサライモスク 内

住所: Yakkasaray Str, Tashkent

※↑のロシア語名を運転手に見せればたいてい辿り着けます
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空港からタクシーで15分かからない場所にあります。

到着したらすぐ、または日本への帰国便に乗る前に立ち寄るのが効率的でおすすめです。

こちらがヤッカサライモスク(Мечеть Яккасарай)です。

建物左手の小さなゲートから、市民墓地のエリアに入っていけます。

車でも入れますが、道が狭いので徒歩で行くほうが便利です。

墓地エリアを知らせる看板。小さなゲートに掲示されていて、目印になります。

ゲートをくぐると、地元の人たちのお墓と垣根がつづく、細い道になります。

しばらくまっすぐ進んで、道が4股に分かれるところを左に曲がると、日本人墓地の区画に出ます。

こちらが日本人墓地です。87人が眠っています。

中には慰霊碑が建立されています。

もともと、ウズベキスタンの地元の方々が、丁寧に葬ってくれていましたが、戦後落ち着いた頃に、日本の国際親善団体などがこの墓地を再整備したそうです。

友好の証でしょうか、誰かが両国の国旗を飾り付けていました。

千羽鶴も置かれていて、戦後80年近くなる現在でも、丁寧に埋葬されていることがわかります。

「永遠の平和と友好 不戦の誓いの碑」です。

このほか、日本人墓地にはお一人ずつの墓石が並んでいました。墓石の写真を撮るのは流石に失礼かと思い、文章のみでお伝えしますが、日本とは違って、長方形の平たく大きな石の板という形でした。

名前と出身地らしき地名が表面に彫られていて、今でも読み取ることができます。

また慰霊碑の前には、線香をあげる線香立ても置かれています。筆者も線香をあげさせていただいて、その場を後にしました。

異国の地で、日本人の先達に思いを馳せることができるこの場所。

ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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